2007年4月15日 22:47:20 更新6回
おなじみの小包です。
表紙
裏表紙
スポンジは剥き出しではなく、アルミパックによって包装されセロハンテープで
パッケージに貼られている。
包装された状態で81か82g。
今までに裏面で使用したラバー
開封
元からこんなに反ってます・・・凄いテンションが掛かっていますね。
■自己紹介・モニター環境
卓球歴 3年
ラケット 馬琳カーボン中国式
ラバー バック面で黒・2.10mmを使用
比較ラバー ブライス・ブライスFX・ノディアス
経験のあるラバー
キョウヒョウPRO2/PRO3/Nittakuキョウヒョウ3/天極3/G888/
ニューイアラ/999T-1/マークV XS/未来戦士/G666
裏面で経験のあるラバー
ブライス/ブライスFX/ノディアス
グルー(ブースター)
全てロッシープラス2回塗りで比較
■ブースター
74g(開封時)⇒76g(グルーイング後)⇒49g(カット後)
■試打前のラバーの特徴
新品の独特匂いは感じなくあまり良いとは思わない濁ったに匂い。
シートがとてもキレイ。さすがにブライスの品質管理はとても良いと感じられる仕上がり。
うまく使えばとても長持ちするラバーで、性能面とも考えるとコストは掛かるが良いパフォーマンス。粒は細く長い、つまりスピードに適したラバーだとわかる。ブライスに元からグルーを塗り更にテンションが掛かったらラバー。
●弾みテスト
15cm上からボールを落とし何cm弾むか?
※参考
ノディアス 9~11cm
ブライスFX 11~12cm
ブライス 12~13cm
ブライスパワースポンジ 14~15cm
●打球音をリッスン!
ノディアス 玉突き音 玉突き音2
ブライスより良い金属音が出た
ブライスFX 玉突き音 玉突き音2
柔らかいスポンジのため金属音が鳴りやすかった(カンカン)
ブライス 玉突き音 玉突き音2
FXに近い音(トントン・ポンポン)
ブライスパワースポンジ 玉突き音 玉突き音2
FXより高い(カーンカーン)
■試打後の第一印象
やはり同系統のブライスに似ている。ブライスと違う点は元からブライスより更にテンションが掛かっていること。硬さはブライスと程同じ。スポンジは、真っ白で黒とのコンストラストとシート・スポンジのキレイさにかっこよさを感じる一品。打球感はブライスと程同じ硬度に近く標準的な硬さ。ブライスに慣れているだけあり、通常のブライスより威力のある台上処理と中陣からの攻撃が出来たのが第一印象。
■比較
硬さ
硬 ノディアス(36~38)>ブライスパワースポンジ(約35)≧ブライス(35)>ブライスFX(33) 軟
重さ
重 ブライスパワースポンジ(49g)≧ブライス(48・9)≧ブライスFX(48・7g)>ノディアス(43g) 軽
弾み
強 ブライスパワースポンジ(14.5+)>ブライス(13+)>ブライスFX(12)>ノディアス(他社) 弱
音
高 ブライスパワースポンジ>ブライスFX>ノディアス>ブライス 低
■技術的感想
サービス
1試合に裏面の右横回転でサービスエースを2.3点を得点に繋げることが出来た。
ブライスよりテンションが掛かっているハズなのだが引っ掛かりがとても良く、低い弾道でサーブを放つことが出来た。
ツッツキ(レシーブ)
『チキータがやり易い!』台上技術で一番驚いた技術です。これがスイートポットというのでしょうか?相手のコートに目掛けてボールが弧を描いて曲がってくれる。このラバーの一番良いところです。ツッツキですが、切ったボールは良いのですが中途半端なツッツキですと弾んでしまいボールが浮き軽々打たれてしまうことが何度かありました。中国式ペンで使うのであればツッツキは表面で行い裏面のパワースポンジブライスでフリック系でのレシーブを推薦。フォアに使うであればフリックは勿論、流しレシーブに威力が出るであろう。
ドライブ
中陣に下がっても力負けしないという点が大きい。フォア同等の威力・スピードを出すことができるラバーだととも感じさせたラバー。クレアンガ選手のようなフルスイングや居合い抜きでもスイートポットが広いため安定して送球することができる。また、グルー音が今まで裏面に使用したラバーで一番高い音であった。
スマッシュ
とんでもない速さと威力のあるボールが打て、飛距離が長い。相手のロビングもカーブスマッシュさえ決まれば返球不可能。しかし、威力が出せるのだがオーバーミスも目立つ。打球点を落としてのスマッシュ(ロビングの場合)、ひたすら練習してミスを減らすといいだろう。
ブロック
ブロックはプッシュ式ではなく、卓球王国5月号掲載のトス式打法で行った。明らかにトス式打法の方が安定しラケットが下から上に行くため相手のボールに回転を掛け返し今までにない攻撃的なブロックが可能になった。
またプッシュ式打法では直線的な弾道でコースは読まれやすいが、他にはない飛び・速さだった。
弱点(やりにくい技術)
ストップ技術に難を感じた。ある程度切って短くネット前に出すよう心がけて、打球する
と良いと感じた。このラバーに替える際はオーバーミスが続発する可能性があるのである程度の技術と練習量が必要と感じるラバーであった。
■最終的感想
元から相当なテンションが掛かってることもあり、グルーの回数が減らせる効果もあった。
ツッツキにもあるようにテンションラバーの部類では最高の部位に入るだろうと思うスイートポットの広さに驚嘆した。また打球方法はブライス同様、擦る打球でインパクトするのが最適であろう。ブライス系統のハード以外を使用してきたが、パワースポンジは弾み・音は一番であると思う。しかし、元からテンションが掛かっている事もあり重い。アルミパックはラケット(中国式)を8割程しまうことが出来、CO2効果は3日程度持続した。更に効果を続けるならアルミバックを買いラケットをバックに入れストローで息を吹きかけることで効果を伸ばすことが出来る。ということからアルミバックがあった方がいいかもしれない。現在パワースポンジは、ブライス・ブライスFX・スレイバー・スレイバーFXの4枚ありカタパルトやサーメットなどのラバーにもパワースポンジが起用されると嬉しいであろう。
■こんな人におすすめ
前・中陣ドライブ型。
攻撃面・守備面どれも高い性能で高評価することも多いが高価ということがあり、腕に自信がある方やテンションラバーにグルーを塗っている選手・ブライス系統を使っている選手がオススメです。
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